あなたに捧げる665日


優しく声をかけると、



「あ、だいじょぶ、だと、おもいます。」

心なしか目が合わない。

「大丈夫じゃないだろ、早く保健室行け」


わかりました、と聞こえるか聞こえないか微妙なくらいの音量で返ってきた。


やっぱ俺嫌われてんのかな?


保健室とは反対の方へ進んだのでどうやら言うことはきかないようだ。


自然と目が望月を追うようになっていた。


昼すぎごろ、一段落ついたのか座っている望月を見つけた。


「もちづ……」


声をかけようと思ったが様子がおかしい。


立ったまま動かない、目がうつろだ。


そう思った矢先、




バタッ、、、





あいつが倒れた。


「もちづきー!!!どうした!!!」