あなたに捧げる665日


「ごめんな、そんな教師の勝手な都合で、あんな言い方しちゃって」


そんなに謝んなくたってもう怒ってないよ、って言おうとしたけどウソになるし、もうちょっと怒ったふりしてようと思った。


でも、あんまりにも先生が申し訳なさそうにしゅんってまるくなってるのが可愛くて、私はつい、笑った。


「はは、あはは、ははははは」


あんまりにもつぼっちゃった私に先生はちょっとむっとした顔で

「何で笑うんだよ!人が謝ってんのに」


って頭をこつんって叩いてきた。


ドキッ。


なんかやばい。いまドキッってした。
突然顔が真っ赤になるのがわかる。


「顔真っ赤だけど大丈夫か?怒ってんのかとおもったら突然笑うし、なんかお前面白いやつだなー」

私のことからかってんのかなって思ったらいてもたってもいられなくなった。