あなたに捧げる665日


利用した?私を??何のために?


わけがわからないっといった顔をしてたからか、先生はゆっくり話してくれた。


「実その、前いた学校で俺結構人気だったんだ、自分でいうのも何なんだけど。」

「そう、なんですか」


「それでひいきとかしてたわけじゃなかったんだけど、生徒と付き合っててその子の成績をあげてるって噂になっちゃって、」

「……」


苦笑しながら話す先生はどこか泣きそうな顔をしてた。


「保護者の間でも問題になって、その学校いられなくなって、この学校に異動になったんだ。」

「……」

「だからこの学校でそんなまたあんな噂たてられたらって考えたら怖くなって、ちょっと近寄り難い先生になればいいんだって思ったんだけど、ちょっと今朝のはひどかったよな」


そっか、そんなことがあったんだ…そんな同情できちゃうエピソード言われたら最悪だ!って思ってたのに許すしかないじゃん。