あなたに捧げる665日



「さかも、えと、たかき先生?な、なんで?」

ちょっとうろたえて噛みすぎたけど、貴樹先生は今度は照れたように


「ん?いやー今朝のこと謝りたいな、って思ってたらちょうどいたから、起こしちゃ悪いかな、とも思ったんだけど」



と、申し訳なさそうに頭をかいた。



「え、今朝のその、宿題のことですか?それならすいませんでした」


ん?でも謝りたいっていったな、どういうことだ??


「あ、いやそうじゃなくって、ていうか俺の方こそごめん。」


先生は深く頭を下げた。


「実はちょっと望月のこと利用したんだ」