「さかも、えと、たかき先生?な、なんで?」 ちょっとうろたえて噛みすぎたけど、貴樹先生は今度は照れたように 「ん?いやー今朝のこと謝りたいな、って思ってたらちょうどいたから、起こしちゃ悪いかな、とも思ったんだけど」 と、申し訳なさそうに頭をかいた。 「え、今朝のその、宿題のことですか?それならすいませんでした」 ん?でも謝りたいっていったな、どういうことだ?? 「あ、いやそうじゃなくって、ていうか俺の方こそごめん。」 先生は深く頭を下げた。 「実はちょっと望月のこと利用したんだ」