あなたに捧げる665日


ー「…………もち、き、ん!もちづきさん!」


ガバッバサバサバサバサーーーー


「あーあー全部落ちちゃったーククッ」


どうやら考え事をしてる途中寝てしまい、起こされて飛び起きた勢いで机の上ものが全部落ちてしまったようだ。


「ふぇ?な、なにごと??」


「くくっ、まだ寝ぼけてるんですか?」


あわててメガネをかけて目を凝らしてみると、起こしてきた相手は今一番会いたくない人だった。


「さ、さかもと先生…」


「おはようございます。あ、貴樹でいいからね?」


なぜかくすくす笑ってる先生は今朝起こってた人と同一人物だとは思えなくて、不思議な気分になった。