人間クローバー

ビスコデパートに着くと心臓の音がどんどん大きくなり足もガクガクと震えていた。


自転車置き場に自転車を止め、ゆっくりと階段の方へ歩きだした。


暗くてわかりずらい階段を恐る恐る登っていく。


震える足を右手で抑え、手すりを使いゆっくりと…






屋上まで来ると竜也は辺りを見渡した。



竜也には不安があった。

一人で、この場所に来ても恐ろしくなり自殺を止めてしまうかもと言う可能性があったから…


だが、誰か一人でもいれば…

そんな思いから普段は人と関わりを持つ事を極力避けていた竜也も同じ自殺志望者に返事を返した。