嵐姫【完】






どれぐらい走っただろうか…



ドクンッ


(ケホッ…もぉこんな身体やだ…)




心臓の音が早くなる。


冬の冷たいコンクリートの上に倒れ込む。




(もぉ…死ぬかも…)



意識を手放しかけたその時…