嵐姫【完】







「……あんね…私、あと2年…生きれないの…風神に出会う前は夜、街に出て暴れてた。」





両親の顔が青くなる。





「お前らが私を捨ててすぐ、心臓の病気が発覚した。その時には既に手がつけられなくて…命を伸ばすことは出来たけど…治らなかった。」





両親の目から涙が浮かぶ。





「だから私は…普通に生きることを選んだ。そこで出会ったのが…この4人だよ。」





龍馬、雷馬、風馬、神馬…。





「私の家族は………この4人だよ。」





母「……愛姫…アメリカに…行きましょ…」




思いもよらなかった言葉。





こんだけ言っても伝わらない…。