困ったような男女。
龍馬「中に……どうぞ。」
愛姫の両親は申し訳なさそうに入ってきた。
愛姫は…
俺の腕の中で寝てしまった。
軽すぎる愛姫を抱き抱えリビングに入る。
愛姫をソファーに寝かせ、コーヒーを入れる。
リビングに戻ると愛姫の両親は寂しそうな目をして愛姫を見つめていた。
龍馬「……どうぞ。」
母「あ、ありがとうございます…。」
龍馬「……初めまして、久島…いぇ…矢岳 龍と言います…風神って言う暴走族で総長やってます。」
父「矢岳…グループの…」
龍馬「はい。二十歳から会社に入ります。」
母「暴走族…って…まさか、愛姫も…」
今さら親面の両親。
「……ん………」
愛姫が目を開ける。
龍馬「おはよ。愛姫…」
愛姫の顔が強張る。
「……な、なんでいるの?」

