ラズベリー☆キス  Second





神宮司くんの真っすぐな瞳から目が離せない






でも神宮司くんはもう私を受け入れてくれない






だったらそんな、ホントに心配してたような顔で見ないでほしい







諦められなくなるから







「洸太、行こ?邪魔されてホント迷惑。それと、社長。もう事務所やめます。今までありがとうございました。」






私は洸太の手を握って歩き出した






社長が呼んでる声も無視して歩き続ける






神宮司くん....ホントにごめんなさい。






そしてありがとう。






「早いって、梨奈!落ち着いて!」






「....あっ、ごめん!」