「掃除機でもかけようかな」
掃除をして
カレーを完成させて
味噌汁とサラダを作っていると
友貴が帰ってきた。
「おぉ、来てたの?」
「おかえり。早かったね」
「ってか、カレーの匂いがする」
「作ったよん」
友貴は鍋をのぞきこむと
「うまそー」
と言ってニカッと笑った。
「あ、お風呂先にする?」
「沸いてんの?」
「一応ね」
「じゃ、風呂入る」
友貴はスーツをきちんと脱いで
バスルームに入っていった。
友貴は服を
脱ぎ散らかしたりしない。
母親のしつけが
行き届いているのだ、と思う。
シャワーの音が聞こえる。
その音に
なんだか幸せを感じる。
大川さんと別れてから
よりいっそう
友貴を好きになったみたいだ。
ホント私って単純。
友貴のいいところばかりが
目につくようになった。
「あーサッパリした」
友貴はいつもカラスの行水だ。
長風呂は苦手らしい。
「腹減ったぁ」
――なんかカワイイ。
私は顔がニヤケそうになるのを
こらえながら
テーブルに料理を並べた。
「召し上がれ♪」
「おぉ。いただきまーす」
料理は思いのほか、おいしかった。
私って
料理のセンスがあるのかも、
なんて自画自賛してしまう。
「うまいよ」
私の気持ちを察してか
友貴が笑顔で言った。
「うん。うまいね」
「ちょっとは謙遜しないのかよ」
「ふふふ」
その日
私は上機嫌のまま
友貴の部屋に泊まった。
掃除をして
カレーを完成させて
味噌汁とサラダを作っていると
友貴が帰ってきた。
「おぉ、来てたの?」
「おかえり。早かったね」
「ってか、カレーの匂いがする」
「作ったよん」
友貴は鍋をのぞきこむと
「うまそー」
と言ってニカッと笑った。
「あ、お風呂先にする?」
「沸いてんの?」
「一応ね」
「じゃ、風呂入る」
友貴はスーツをきちんと脱いで
バスルームに入っていった。
友貴は服を
脱ぎ散らかしたりしない。
母親のしつけが
行き届いているのだ、と思う。
シャワーの音が聞こえる。
その音に
なんだか幸せを感じる。
大川さんと別れてから
よりいっそう
友貴を好きになったみたいだ。
ホント私って単純。
友貴のいいところばかりが
目につくようになった。
「あーサッパリした」
友貴はいつもカラスの行水だ。
長風呂は苦手らしい。
「腹減ったぁ」
――なんかカワイイ。
私は顔がニヤケそうになるのを
こらえながら
テーブルに料理を並べた。
「召し上がれ♪」
「おぉ。いただきまーす」
料理は思いのほか、おいしかった。
私って
料理のセンスがあるのかも、
なんて自画自賛してしまう。
「うまいよ」
私の気持ちを察してか
友貴が笑顔で言った。
「うん。うまいね」
「ちょっとは謙遜しないのかよ」
「ふふふ」
その日
私は上機嫌のまま
友貴の部屋に泊まった。


