疲労感なんかなかった。
むしろ
達成感でいっぱいだった。
学生の頃は
練習が嫌で嫌で
遊びたくて仕方なかったのに
今になって
こんな気持ちになるなんて。
時計を見るともうお昼近い。
「そういえばお腹すいたな…」
空腹さえも忘れていた。
朝から水も飲んでいない。
私は気分よく
足どりも軽やかに一階におりた。
「おはよう」
母はリビングで
アイロンがけをしている。
「おはよう。
お腹すいたんでしょ。
今作るからコーヒー先に飲む?」
「うん、そーする」
「はいはい」
母は立ち上がり
キッチンに入った。
ソファーに座り
適当にチャンネルを変えながら
テレビを見ていると
香ばしいコーヒーの香りが
部屋中に立ち上った。
その香りを嗅ぐと
よりいっそう空腹感が増した。
「はい、どうぞ」
「ありがと」
一口飲むと
お腹がグゥ、と鳴ってしまった。
「あらあら急いで作らなきゃね」
母はそう言って笑うと
またキッチンに入っていく。
母が急いでるときのメニューは
小さい頃から決まっている。
「チャーハン」
ボソッと口に出して言ってみた。
「え?なにー?」
「なんでもなーい」
フフッと笑って
コーヒーを飲んでいたら
母がお皿を持ってやってきた。
「ありあわせだけど」
そう言って
私の前に置いた皿には
やっぱり
チャーハンが盛ってあったので
私はつい笑ってしまった。
むしろ
達成感でいっぱいだった。
学生の頃は
練習が嫌で嫌で
遊びたくて仕方なかったのに
今になって
こんな気持ちになるなんて。
時計を見るともうお昼近い。
「そういえばお腹すいたな…」
空腹さえも忘れていた。
朝から水も飲んでいない。
私は気分よく
足どりも軽やかに一階におりた。
「おはよう」
母はリビングで
アイロンがけをしている。
「おはよう。
お腹すいたんでしょ。
今作るからコーヒー先に飲む?」
「うん、そーする」
「はいはい」
母は立ち上がり
キッチンに入った。
ソファーに座り
適当にチャンネルを変えながら
テレビを見ていると
香ばしいコーヒーの香りが
部屋中に立ち上った。
その香りを嗅ぐと
よりいっそう空腹感が増した。
「はい、どうぞ」
「ありがと」
一口飲むと
お腹がグゥ、と鳴ってしまった。
「あらあら急いで作らなきゃね」
母はそう言って笑うと
またキッチンに入っていく。
母が急いでるときのメニューは
小さい頃から決まっている。
「チャーハン」
ボソッと口に出して言ってみた。
「え?なにー?」
「なんでもなーい」
フフッと笑って
コーヒーを飲んでいたら
母がお皿を持ってやってきた。
「ありあわせだけど」
そう言って
私の前に置いた皿には
やっぱり
チャーハンが盛ってあったので
私はつい笑ってしまった。


