友貴との出会いは
ありきたりの
合コンだった。



私は
合コンで
真剣に出会いを探すなんて
ナンセンスだと
思っていたから


職場の友達に
誘われて
ひやかしで参加した。



その時
ちょーど彼氏いなかったし
好きな人もいなかったし。

バカにしていた合コン。






―でもそこで
恋におちてしまった。




たぶん最初は
私の片思いだった。


だから
毎日メールして
電話もして

でも
自分から「好き」とは
言いたくなくて。



それとなく
私が好意をもってることを
におわせつつ


告白されるのを
待ってた。

好きになってもらえるように
がんばった。



3ヶ月たって
友貴から

「付き合いたい」

って
言ってくれた。



私は
飛び上がるほどドキドキして
うれしかったけど

クールに
「いいよ」
って言った。




私はちっとも
素直じゃないのだ。

でもそんな私を
友貴は「かわいい」と
言ってくれる。






付き合って
一週間でキスをして
2ヶ月後に
結ばれた。



友貴は
何もつけていないのに
とてもいい匂いがする。