あれから1年。



去年と変わらず、風は冷たい。



私の好きな人も相変わらず、凪。




「ねえ、凪。私、もうすぐ大学生だよ⁇」




ずっと眠ったままの凪に話しかける。


あの後、凪は命は取りとめたものの、眠ったままとなってしまった。






「凪…。伝えたいことがあるんだ。ねぇ…そろそろ起きてよ…」






体に沿うように置かれている手をギュッと握る。






すると…



ギュ…







「え…今、握り返して…くれた…⁇」








バッと凪の顔を見ると、目は相変わらず閉じたまま、笑っていた。









「…かわいい寝顔、見飽きたよ…。笑ってる凪がみたい…」