泣きそうな声なのに強い意思が込もった声で言って、抱きしめてくれた。
「凪はね、今日、傷つけてしまった大好きな人に謝りに行くんだって言ってたわ。初恋の人って」
大好きな…人…⁇
恋…⁇
凪は私を…好きでいてくれたの…⁇
じゃあ、私がちゃんと凪に伝えていればこんな風にはならなかったの…⁇
たまに鼻をすする音が聞こえながらも、凪のお母さんは話を続けてくれた。
「凪が事故に遭ったのは、あなたのせいじゃないわ。居眠り運転のトラックに凪は轢かれたの…。誰のせいでもない。」
そんなことない…。
私のせいだ…。
「私がっ…ちゃんとしていればっ…‼…うわぁぁぁ‼‼」
声を上げて泣きたいのは、凪のお母さんの筈なのに。
凪のお母さんはずっと私の背中をさすってくれていた。
「大丈夫。凪は生きてるわ」
そう、願うように呟きながら…。

