約束の1時の3分前。 コートとマフラーを身にまとって、手にはあーっと息をかけて温めていたら、急に救急車の音や、色んな人の声が聞こえて来た。 なぜか、イヤな予感がする。 「…違うよね」 ベンチから立ち上がって、ゆっくりと近づいていく。 公園の前の道路にできている人ごみを掻き分けて、1番前に出た。 「…う…そ…」 そこにいたのは、頭から血を流して倒れる凪だった。