「私、要領悪いし。
こういう学校のほうが合ってるのかなって
思ったんだよね」

言い終わったけど、サヤちゃんからの

返事はない。

あ、興味なかったかな?

そう思ったんだけど……

「すごいよ、みさとちゃん!!
そこまで真剣に考えれるなんて!
尊敬だよー!!」

え、なにもそこまで言わなくてもいいのでは?

「よし、決めたっ」

サヤちゃんは立ち上がり、宣言した。

「あたしもここを受験する!
2人で、絶対合格しよーねっ♪」

「うん!!」