―――――――――…
「先輩は浅川先輩のこと好きなんですか?」
「グホッ!!ゲホッゲホッ!!ぅえ!?何よいきなり!!」
昼
いつも通り私と小林くんは
屋上でお弁当を食べていた
「先輩…僕のことは名字でしか
呼んでくれないのに浅川先輩のことは
翼って呼んでますよね…」
「それは…幼馴染みだからよ!!」
「浅川先輩といる時と
僕といる時で雰囲気違うし…」
「それも幼馴染みだから…」
「じゃあ僕が先輩の幼馴染みだったら
下の名前で呼んでもらえて、
特別扱いもしてくれたんですか?」
「それは…」
「やっぱり…先輩は浅川先輩のこと
好きなんだ…」
「違う!!私が好きなのは!!」
「好きなのは…?」
「す、好きなのは…////」
「ほら…言えないんじゃないですか…」
「うっ…////っていうか何でそこまで
私の事にいちいち執着すんのよ…」
「それは…僕が先輩のこと好きだからに
決まってるじゃないですか…」
「え!?小林くん、翼の事好きだったの!?」
だっだから私に質問攻めしたのか!!
「違います!!僕が好きなのは
原木綾乃先輩です!
どこまで鈍感何ですか!!」
「………
えぇぇええええぇぇ!?小林くんが私を!?」



