その日の夜─────


私たちは夜にクラスでレクをした。


レクの内容は

ハンカチ落としなど、
簡単で定番のものだった。


それでも私たちはその夜を満喫した。

けれど、中には
そういう遊びじゃ
足りないという男子も増え、
怖い話をすることにした。


時間もたっぷり余っている。


しかし、問題は誰が話すか、、、

すると、小学校からの友達の凛花が
「みるくがいいと思う!
だってみるく、小学校の頃、
そういう話いっぱいしてたじゃーん。」


確かにそうだ。

私は小学校の頃、
よく怖い話を友達にしていた。

中学生になっても
そんなキャラになっちゃうのかと
不安になった。


けれど、他に話せる人は
いなかったから
私は話すしかなかった。