さかのぼること、昨日の夜。





私がソファに寝転びながらゲームをしていると。





「ちょっと、由莉。あなた、勉強はちゃんとしてるの?」


………と、お母さん。


「んー、してるよー?大丈夫だからー」

「あと1週間でテストでしょ?」

「んー、大丈夫、大丈夫ー」



──ぴきっ。



いつまでもケータイをいじりながら、適当に返事している私に
頭に来たのか、お母さんの頭に青筋が。




「由莉っ!いい加減にしなさい!」

「あーっ!!!!!」




お母さんは、ばっと私からケータイを奪う。


今、ちょうどいい所だったのに……!

あともうちょっとで、コンプリートできたのに………!!






「──っ!ひどい!私だってねぇ、やれば出来る子なんだから!!」



そんなに心配されなくても、赤点は取ったことないもん!




私とお母さんの間にはバチバチと火花が飛び散っている。




「やれば出来る子っ?──じゃあ次のテストでいい点数取れるのね?!」

「取れますぅーっ!!」

「80点も簡単に取れるの?!」




ま、あなたには無理か。と鼻で笑うお母さん。





カッチーン。。。



いやいやお母さん。


これは私に対する侮辱だと、受け止めていいのかな??





……この時の私は、どうしようもなくイライラしてて。
(ゲームの邪魔もされたし。)















「──80点なんて、取れるに決まってるじゃない!」




──………勢いで言ってしまった。