「あぁ〜っ!何で居残りなのー…」

「日直をサボったからですよ、水野さん。」




むっ。


そんなの、最初からわかってるよ!




梅雨も通り過ぎた6月の下旬。



私と勇也は、日直をサボってしまいました。





まぁ、正確に言うと、サボったわけではないけど。






───遡ること、1時間ほど前。




「じゃ終礼始めるぞー。…日直、前に出てこーい。」



今日の日直は私と勇也。




日誌を書いたり、黒板を消したりしてない。






でも、トイレから帰ってきたら、黒板も綺麗に消されてたし…

勇也がやってくれてるものだと思ってた。





いつもだったら「日誌、どっちが書く?」とか言ってくるのに、今日は何も言ってこないから

やっぱり勇也が全部やってくれてるんだよねー♪





いやー、勇也には悪いことしちやったかなー☆てへっ