「ふぃー・・・。」

アタシは軽くため息を吐いた。
生き返ったような、感じ。
良くお兄ちゃんたちはあんな空気の中に居られると思う。
いろんな意味で感心しちゃうよ。
でも、ハナシに聞いてたよりは女の人が多くて安心かも。
これで不良の宝庫だったら逃げ出すよ…。

そういえば、あの男達からのメール返信してないや。
一応返信しといてあげようかな…。
携帯をあけると、またメールが増えてる。
どうして、こんなにメール来なくちゃいけないの…。

「…どうしたんだ?」
「はいぃぃぃぃ?!」

いきなり携帯を覗き込まれ、アタシは変な叫び声をあげた。
後ろを振り返れば、これまたカッコイイお兄さん。
そういえば、あの異常なテンションの大学生さん達の中に居たような…?

少し考えてたら、手の中の携帯が消えていた。

「え、ちょ、携帯?!」
「へーぇ。コレ、皆男から?」

もしかして、と思って相手の手を見つめる。
…何時の間に取ったんですか…?

「違うもん!!ちゃんと女の子からも着てるよ。」

あ、ほんとだ、と相手のお兄さんは呟く。
って、ヒトの携帯勝手に見ないでよ!!

「返してください…。」

相手のお兄さんはニヤリと笑うと答える。

「イーヤ♪」
「なななな、何でですかぁ…。」

携帯の中に結構恥かしい内容のメールとか着てるんだもん…。
そんな内容見られたら恥かしすぎて死ぬ!!
必死に取り替えそうと飛び上がるアタシを相手のお兄さんはいとも簡単に避ける。
ヒトの事遊んで楽しいの?!
年下虐めて楽しいの?!
だから酔った大学生は嫌いなの!!