え?

と、鏡に映る服を見てみた。

先生の言う通り、透けていた。



「ひ…っ」

ひゃあああぁあ…って叫びそうになった時、

先生に口をふさがれた。


「アカンっ、大声出すな…!俺が怪しまれるから…っ」

「せ…先生が水をかけたから…!」


「それは…すいませんでした…。

…てか早く着替えろや…!

俺、部屋の外に居るからはよ着替えろっ」



バタン、と扉を閉め先生は出て行った。



うわー…本当に透けてるよ…

しかも先生に見られた…。



先生のジャージを借りたのは、

今日は体育が無くてジャージを持ってきてなかったから。


先生のジャージはすごく大きかった。


ダボダボ。濡れた制服よりかっこ悪いかもしれない。