でも、突然彼はこの公園に来なくなった。


「…今日は、忙しい日なのかな。」

「雨が降ってきたな…」

「徹君…来ないなぁ…」



何日も待ったけど、やっぱり来なくて。



突然、心が空っぽになった気がしたんだ。

1人ぼっちは慣れっこなのに…



おかしいね。



「天海、徹君…」


何度も呟いた。

君が居ない、この公園で、


彼にプレゼントした、

お揃いのキーホルダーをみつめながら。



10歳差、なのに。

小学生と、大学生。

子供と、大人。



つりあう所なんて、1つも無い…や。



徹君。


次会えたら…。