「んーっ!」

時刻は6時半。

変わらず、旦那サマを起こす作業に取り掛かる。

けど、電話ではなくて…直接。


「起きて〜!!祥大!朝だよーっ!」

「…スー、スー、」

聞こえてくるのは、祥大の整ったテンポの寝息だけ。
…なんで、電話の時は起きたのに今は起きないの!?

……あ、今わかった。。。
絶対、自力で起きてたんだ……

……ん〜っ、サイテー!!

こーなったら…意地でも起こしてやるっ

「海っ、ぱぱ起こすの手伝ってっ」

「たーいっ」

海を抱っこして私は祥大の上に置いた。
祥大は少し苦しそうな顔を見せたがまた寝に戻った。

だが、まだこの作戦は終わってはいない。
なぜなら…

「パッパァ~!!おっきしてっ!!」
海はなく祥大を叩く。

「ってぇ…」
祥大は背中をさすりながら起きた。

「パパ…おーはーよー」
「祥大、おはよ♪」