男に近づく。 男は長袖のシャツをひじのあたりまで巻き上げていて。 第二ボタンまではずして、だらしなく赤いネクタイをつけていた。 なんなんだろ... 『おーい...起きて~...』 男をゆさゆさと揺さぶってみた。 さりげなく手に触れる彼の髪はくすぐったい。 明るい茶髪で、やわらかい猫っ毛だった。 肩につかないほどのウルフカット。 『起きない....』