「み~す~ず~!!数学教えて~!!」

「生憎、教えんの好きじゃないから。」

「美鈴のケチ~!!」

もう放課後を回っていて、クラスには美鈴とわたしだけ。

「秘密基地にでも行ってくればぁ?」

「うん!!行って来る♪」

美鈴も知らないわたしの秘密の場所。

あの場所が、安心できる場所。