ーザワッ。

楓・・・?

「でも、彼女いないんでしょ?だって恋が出来ないくらいわたし~~~~なことしたもん。」

楓にしか聞こえないよう言った言葉。

「ふん。俺はなぁ、コイツしか愛せねぇんだよ!!」

わたしの腕を掴んで立ち上がらせる楓。

「こんなブスのどこがいいの?何の取り柄もなさそうな・・・。楓、目ぇ腐った?」

「お前の目のほうが腐ってるよ!!さっさと俺の前から消えろ!!」

楓?何でそんなに真っ青なの?

わたしを頼ってよ。

カレカノだよ?


不穏な影が渦巻く中、恋が嵐を呼ぶ。

2年生編、スタートです。