極上-甘すぎ彼 Ⅱ




「うぅん。皆が心配してきてくれたから
嬉しい。」




「明日には、これるんだろ?」



たちまち低い声が私の部屋の中に響いた。

その声の主は冬真。





「うん。いけるよ。」



私は心配させないように、笑顔で言った。




皆も笑顔になる。




「じゃ、沙楽いこうか。」

「うん。舞、絶対きてね!」




それから、私の部屋をでた鈴と沙楽。







「じゃ、舞先輩!この間の言葉忘れないでくださいよ!んじゃ、おじゃましましたぁー」


早口でそう言い、すぐさま去ってしまった。







冬真は、眉が下がる。


「舞、やっぱり何かまだ隠してんの?」



私は、首を横に振る。



「な、なにもっっ!」




冬真は、疑わしそうに「ふぅん…」と。







「んじゃ、俺も帰るわ。」




風くんが、私に向かって言った。


「うん。じゃあ、また明日ねっ」



風くんは、ちらっと冬真を見てから
私の部屋をでた。







……

…?




「冬真先輩?」


聖が、冬真を呼んだ。




「…。」


黙ったままの冬真。




「そっすか…んじゃ、俺はコンビニにでも、いこーかな。じゃ、ねぇちゃん、また後で」


足早に去っていって、ドアをガチャリと閉じた。








「…?」



なんか、皆…気遣ってくれたのかな…。









私は冬真の方に向くのが、気難しくて
自分の手を見つめた。







ギシ…





冬真はいつのまにか、私のベッドに座っていた。