そんな事を思って、また寝返りをうち
ドアの方に向いた。
私がバッと起き上がる。
「まぁーーいっっ!」
そう言いながら私を抱きしめた。
「鈴…?!それに…沙楽、聖…日暮くん…冬真……っ」
私がそこまで、言うと…言葉が止まってしまった。
私はその一人の人物を見つめ…
「風くん…。」
…まさか…意外だった。
来るなんて思わなかった。
この前の時も、びっくりしたけど…。
「あぁ、わりぃな。俺お邪魔だった?
無理やり連れてこられたんだけど…」
髪をくしゃくしゃしながら、風くんは笑う。
私は首を横に振る。
「大丈夫だよ?」
私はそう言うと…
風くんは、なぜか驚いて
顔を腕で隠した。
「あ、先輩が、顔…もがっ」
日暮くんの口をおさえたのは、沙楽だった。
「ほらほら?日暮は邪魔しちゃダメよ?」
ニコニコの沙楽。
でも、目は笑っていなかった。
まだ、私を抱きしめていた鈴は私の耳元で
こう囁く。
『いきなり来てゴメンね。私と沙楽だけいこうとしたけど、なぜか扉の前に皆がいて…』
私は静かに頷いた。
それから鈴は私から離れた。
男の人とはちがう感じ。
暖かくて、私を包み癒してくれる。
私は冬真以外に、鈴に抱きしめられるのも好きだ。
「ねぇちゃん、ゴメンな?まだ、治ってないんだろ?」
聖が心配そうに聞いた。


