…。
冬真は、上半身だけ起こした。
それから、私の肩を掴み
同じように起こしてくれた。
私は俯いたまま、指で自分の唇をなぞる。
冬真の片手が私の頬を包む。
私の肩は、ビクッとなる…。
「こわがしたよな…ごめんな…」
悲しそうな声をだす冬真。
私はそれから、自分の手を冬真の手の上に重ねた。
私は顔を上げ、首を横に振る。
「…。私…思い出しちゃっただけで…冬真が悪いんじゃない。」
頭が、またボーッとしてきて
何を言ってるか私自身がよく分からなかった。
「…ただ、ただね…こわかったのは本当っ…風くんとのね、…キス…
分からなかった…。何されてるんだろって…」
私は涙声になってきた。
「冬真がもしかしたら、私から離れるのかな。って…こわかったし…
謝らないと…って…
また、あやまら…っ…?!」
それから、私の手首を掴んだ冬真。
また、冬真は私と唇を重ねる。
だけど、さっきとはちがう…
こわくなくて…
甘いけど、いつものじゃなくて…
暖かく私を包んでくれるキスだった。


