極上-甘すぎ彼 Ⅱ




…。


冬真は、上半身だけ起こした。

それから、私の肩を掴み
同じように起こしてくれた。











私は俯いたまま、指で自分の唇をなぞる。






冬真の片手が私の頬を包む。

私の肩は、ビクッとなる…。




「こわがしたよな…ごめんな…」



悲しそうな声をだす冬真。







私はそれから、自分の手を冬真の手の上に重ねた。







私は顔を上げ、首を横に振る。









「…。私…思い出しちゃっただけで…冬真が悪いんじゃない。」






頭が、またボーッとしてきて
何を言ってるか私自身がよく分からなかった。


「…ただ、ただね…こわかったのは本当っ…風くんとのね、…キス…

分からなかった…。何されてるんだろって…」





私は涙声になってきた。



「冬真がもしかしたら、私から離れるのかな。って…こわかったし…


謝らないと…って…

また、あやまら…っ…?!」






それから、私の手首を掴んだ冬真。





また、冬真は私と唇を重ねる。







だけど、さっきとはちがう…



こわくなくて…


甘いけど、いつものじゃなくて…













暖かく私を包んでくれるキスだった。