バサッッ
布団が剥がされた。
「きゃぁぁーーっやだぁーっっ」
ついには涙目で目を瞑りながら、すぐ近くにあった枕を振り回す…。
「ちょ…やめっ…」
そんな声さえ私には聞こえなく枕を振り回す。
ついには、枕を誰かに掴まれとられてしまった。
「やめてっっ…」
私がそう叫ぶ。
だが、その誰かは
私の腕を押さえつけて
そっ…と優しく私を胸の中に包み込んだ。
この香り…
「落ち着けって……」
この声…
私は何を勘違いしてたのだろうか…
私は目を開ける。
目の前は真っ暗だった。
はぁ…はぁ…と息切れの私。
それから、その人は私を離した。
「誰かわかるよね?」
もちろん…1番会いたかった人だもの…
「とう…ま…っ」
私はそう愛しく呼んで次は私から抱きしめた。
「…舞…。」
私の頭を撫でた。
「あ、そういや風は?」


