極上-甘すぎ彼 Ⅱ




舞 side




朝、冬真と電話で話し終わった後

私は布団の中に潜り込んだ。






はぁ…風邪早く治れーぃ…

声はガラガラ…熱は微熱…。




何より…つまんない…

一日中、一人なんて…





お父さん仕事で聖が学校…、


冬真も学校…。







そうだ!寝れば夢の中で冬真と会えたりして!!





なーんて…

夢より現実のがいいに決まってる…








「…っくしゅん」

あ"ー…寒い…



私は少し震えながら

なぜかトロンとしてきてゆっくり…ゆっくりと目を閉じた…。















…真っ暗で…

何度も誰か私を呼んでいる。










「………っい」








「……まいっ!」





私はハッと目を覚ます。







目がボヤけて最初はぼーっとしていた。

やがて、だんだん見えてきて
ある人物なのが分かってきた…。











「…あぇ…ふぅくん?」



私は体を起こそうとする。


「いやいや、寝てていいよ?!」

珍しく焦っている様子。







「そう…?…でも、さすがに起きないと…お昼食べてないし…お薬も…」




私がブツブツ風くんに向かって言った。


「あ、待って。俺が薬もってくる。でも、ちょっと待っててくれる?」






私はよくわからないが、コクリ…と頷いた。








風くんは誰かにメールを打っている様子…






誰にかな…?



「よし、かんりょー♪じゃ、俺は帰ります!」


なぜか風くんは立ち上がってそう言った。






「…ぇ…?」



「薬は他の誰かさんが持ってきてくれるさっ☆んじゃ、またねっおだいじにぃ」



そう早口でいって、足早に去っていった…








私は状況が掴めなく、ポカンとする…。










台風みたいな人だな…


てか…どうやって入ったのかな…?










……まぁ、いいか…。





私はもう一度布団に入った。