極上-甘すぎ彼 Ⅱ




そして、やっと昼休みに…







俺は1人で屋上に行く。









ギギィ……





かぜが俺の前髪をなびかせる。




俺は入った瞬間、目を瞑ったから
先に先客がいる事に気づかなかった。









しかも…







「風…」


そこには、大の字になりながら空を見上げている風がいた。










「…とうとうか…。」


そう静かに呟く。





俺は一瞬戸惑ったが、ドアをしめ

大の字になっている風に近づく。






「お前さ…昨日舞になんか……した?」



風の隣に腰をかけながら、そう言った。





「んー…別にー…」


よっこらしょ。と言って風は座った。




「…そうか……。」






風はなぜか、キョロキョロする。

「舞は?」



そう俺に向かって言った。

「休み。風邪でな。」





風はそれから静かになった。



でも、突然に口を開く…


「なんか懐かしいな…むかつくけど、思い出したわ。」


「…?」



「よく、二人で屋上行っては空眺めて先生に怒られたよなぁ…。」







あー…そういう事か…



「…俺、別に許したわけじゃないからな。」

俺は空を見上げながら、言った。




風はなぜかニカッと笑い。

「許してもらわなくても結構結構っ!」





なんで、ニコニコしてんだか…

俺はさっぱり分からなく
結局、何も言わなかった。




「鐘鳴るな…俺戻るけど、お前は?」



風に向かって言ってみる。


「俺?んー…舞んとこ行こうかなー♪」




は??

「なんで、いくんだよ。」


「寂しがってるかもしれないしぃー

お見舞いに行かないと♪」



俺はムシャクシャして
「勝手にしろ。」と。




「あ、待って。えーっと…」

風はなぜか、携帯を二つ持っていた。




いや、一つは俺の携帯だ。


「いちおーメアド交換♪」

ニコニコしながら風は言う。



「お前のなんかいらねーよ。」




だか、携帯を渡されると
風のがはいっていた。