冬真 side





俺は目がパッチリ開くとベッドから出る。




もう朝か…



俺はぐーーっと伸びをする。










…昨日の俺…おかしかったよな…


そう思いながら下におりる。










「冬真、おはよ。あ、舞ちゃんから電話きてたわよ。」



母さんが朝食を並べながら、俺に言った。







「ちなみに、お父さんは行っちゃったからね。」





んな事、どうでもいい。


てか、なんで舞から電話なんだ?



家、目の前じゃん。








俺はよくわからなく、家の電話じゃなく
自分の携帯をポケットから出す。





さっきいれといて良かった。

俺はそれから電話帳から舞を探す。





舞に電話をする。

なんかあったとか?



プルルルルル…



四回ぐらいその音が鳴ると

『もしもし。』




…?

「…舞?」

『舞だよ。』


全く、声が違う。

『えっと…実は…風邪をひきまして…』

「そうか…」





しばらく沈黙がながれた。




「あ…じゃ…おだいじに…」

『うん。ごめんね。じゃあ…』





ツーツー…







俺は携帯を閉じた。








今日は退屈する一日だな…