「俺さ、今までさ、とうとうが羨ましかったんだよ…頭はいいし、かっけぇーし…羨ましかった…」


舞は静かに俺の目をみる。


俺はすぐそらした…








ドキドキしてんじゃねーよ…


本気じゃねーのにな…











だけど、言葉がどんどんでてくる。






俺は舞の口を塞いでいた手をどかす。











「それによ、彼女もいる。で、舞にキスしたのは…あいつの全部を奪いたかったんだよ…」







「だから…お前を奪う…」


舞は目を見開く。












俺は舞の手を掴む。








少しの時が流れる…。