さっき、懐かしいと感じたのは……
きっと、とうとう…いや、冬真…と俺が親友だったときだな…
昔みたいにたくさん話し合ってた…
あの頃の冬真は無邪気で皆からの人気者だった。
でも…あんな冷たい声…冷たい目をするようになって…
原因は俺だけど…
人気者だった冬真を妬んで…
色々、仕掛けたっけ?
俺は人気の座を手に入れた。
でも…つまらなかった。
ーーーーー…はぁぁ
…?
…ん?
俺…なんで
屋上にいるんだ…?
いやいや、別に
用ないっっ
心と体が全然、ちがうんだが…
俺の手はいつのまにか、ドアノブを掴んでいた。
ゆっくりと開く。
ーーーーー…ギギィ
春風が俺をすぐに包む。
あったけぇ……
そして、入り…辺りを見渡す。


