「『キスぐらいで、めそめそしてんじゃねぇーし。』か…お前はガキか。」
俺はカチンとくる。
てか、心読まれた?!
「なんで、とうとうなんかにガキって言われなきゃいけねーんだよっっっ!」
俺はイスからガタッと立ち上がる。
とうとうは俺を静かに見る。
「そういうところが、ガキなんだよ。」
冷たい目で見られる。
「ちっ…」
俺はうんざりして、カバンを持ち教室から出ようとする。
ーー…「舞は今、屋上。謝っとけよ。謝れないやつはガキだかんな。」
なんだろ…
この懐かしい感じは…
俺は頭を振り、教室から立ち去った。
ーーー…俺…また置いていかれる…


