…さっきから、舞、ちょー暗いし…
昨日の事だよなぁー…
謝るべき?
俺、謝ったことねぇーし。
あ、そーいや、とうとうの謝る姿も見たことなかったなぁ…
くくっ…あいつが謝る姿…面白そうなんですけどっ
笑いをこらえ、肩を震わせていると…
「お前、何笑ってんの。」
また…朝、聞いた冷たい声が俺の頭上から降ってくる。
「いや…」
やべ…なんか、怒ってね??
てかいつのまにか、教室には俺と、とうとうしかいなかった。
「お前さ、好い加減にしなよ。」
「…は?」
とうとうは呆れ顔で…
「謝らないの?俺の彼女に。」
"俺の彼女"…
つまり舞だな。
「はっ、なんで俺が謝らなきゃいけないわけ?」
キスぐらいで、めそめそしてんじゃねぇーし。


