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『で…一夜を共に過ごしたと?』
「あわわ!声大きいよっ!」
私は慌ててしまう。
今、鈴と電話している途中だ。
『大人の階段のぼる~。だね。』
私の顔は一瞬で熱くなる。
「もぅ…」
『ふふ。また後で色々、聞かせてね~じゃ、また後で~』
プツー…と電話が切れた。
はぁ…とため息をはいてしまう私。
私はリボンを整えようと鏡の前で身支度をする。
…ボタン…一個、かけ間違えてるし…
。
私はボタンをちゃんとかける。
「…!」
うはー…
私の体には…
赤い跡が何カ所もあり、まるで…
みせつけているようだ…
…どう隠そう……。
私はそのまま髪をおろすことにした。


