「んん…もうすぐ父さんとか帰ってくる。」
ぇ…えぇぇぇええ?!
「は、早く着替えよっ」
「ん。」
私は布団に包まる。
自分の着替えをとり、着替えはじめる。
「おい、俺もいれろっ」
いやいや!
「無理!」
冬真は無理矢理剥がそうとする。
私はその前に素早く着替えた。
ーー…バサ
「ま、間に合ったぁ…」
私はそのままベッドから立ち上がる。
なのに…
ぐいっ…
と、引っ張られる。
またベッドに横になってしまった。
冬真は私の上にいて…
「お前さ、それ見せたいの?」
冬真は私の首をツンツンとする。
「はぇ…?」
私はバッと冬真を押しのけ
鏡を見てみる…。
「これって…」
私の首には赤い跡が何カ所もつけられていた。
確か…キスマーク……。
鈴から教えてもらった。
「あぁ、そうそう。
俺を呼ぶ声…ちょーいやらしかった。」
ぅ…
私は恥ずかしすぎて
あっかんべー
をしながらカバンを持ち、冬真くんの部屋から出た。
冬真が
「またかよっ。」
苦笑しながら言っていた事に気づかないで。
私は自分の家へすぐ入る。
まだシーン…としていた。


