極上-甘すぎ彼 Ⅱ





「んん…もうすぐ父さんとか帰ってくる。」



ぇ…えぇぇぇええ?!







「は、早く着替えよっ」


「ん。」




私は布団に包まる。







自分の着替えをとり、着替えはじめる。







「おい、俺もいれろっ」



いやいや!

「無理!」




冬真は無理矢理剥がそうとする。








私はその前に素早く着替えた。









ーー…バサ







「ま、間に合ったぁ…」





私はそのままベッドから立ち上がる。








なのに…






ぐいっ…


と、引っ張られる。









またベッドに横になってしまった。







冬真は私の上にいて…






「お前さ、それ見せたいの?」



冬真は私の首をツンツンとする。









「はぇ…?」


私はバッと冬真を押しのけ

鏡を見てみる…。









「これって…」




私の首には赤い跡が何カ所もつけられていた。






確か…キスマーク……。





鈴から教えてもらった。





「あぁ、そうそう。

俺を呼ぶ声…ちょーいやらしかった。」



ぅ…


私は恥ずかしすぎて


あっかんべー

をしながらカバンを持ち、冬真くんの部屋から出た。






冬真が

「またかよっ。」

苦笑しながら言っていた事に気づかないで。









私は自分の家へすぐ入る。









まだシーン…としていた。