舞 side
私は本当の幸せを得た。
幸せすぎて、音無くんにされたキスなんて忘れた。
私は冬真に耳元で…
『愛してる…っ。』
って呟かれたんだ…。
冬真は無意識で言ってたのかな…?
私に何度も呟いたんだ。
私も冬真が好き。大好き。
私は冬真の全てを受け入れた。
それから夢なのか…
夢じゃないのか…
冬真と一夜を過ごしたんだーーーー…
ーーーー…
私は目をパチッと開ける。
隣を見ると…
冬真が私をみていたんだ…。
「とう、ま…」
私は手を伸ばす。
その手をぎゅっと掴んでくれた。
「はよ。」
「おは…よ」
私は天井を見つめる。
「夢みたいだね…」
冬真は
「そうだな…。」
私と同じ天井を見た。
冬真は私を抱きしめた。
「ぁっ…」
そうだ…今…布団の中…


