『幸せ』だけだったんだ…
だが、正直俺は嫉妬してた…。
舞にキスしたやつは裏切られたやつだし…
ムカついてイライラして…
そんな感情も入って
舞に愛情を注いだ。
だけど今は幸せのほうのがつよい。
幸せすぎて…
舞は俺の名を何度も呼んで…
可愛い舞でもなく…
綺麗で色っぽく見えたんだ…。
二人で心も身体も…繋がった、
こんな幸せになるなんて思わなかった。
本当の幸せを俺はつかんだ。
今は多分、朝の5時くらい…。
隣では舞がスゥー…と寝ていた。
俺は舞の顔にかかっている髪を耳にかけてあげる。
「ん…と、うまぁ……」
「っ…?!」
…
どうやら寝言のようだ……
俺は舞に腕枕をする。
『と、うま…っっ……』
かぁぁぁーーーっと熱くなる俺の体。
あぁ…あんな可愛い声で
言われても…
俺はついに狼になってしまったようだーー…


