極上-甘すぎ彼 Ⅱ




それから静かに舞をベッドに寝かせる。












カーテンの隙間から少し陽があり
舞の瞳はウルウルと光っている。







俺は舞の上で四つん這いになる。

左の肘をベッドにつく。



カッチコチの舞をリラックスさせるため

いつものキスを落とす。













「んっ…」








今日はなんだか、いつものようにいかない…。












舞は緊張しているし…










いや…正直俺のが緊張してるかも…










自分も息の仕方が分からなくなってきた。














なぜか俺がリードされるはめに…。














舞は俺の髪にそっ…と触れる。















ドキッ…。







と、する。





なんか…色々…ヤバイ…っ









しばらくキスをしていると


冷静さを俺は取り戻していく。














やっとの事、離した唇…。





二人とも肩を揺らしながら


ハァ…ハァ…と息があがっている。












「もっと……っ」




舞が途端にそんな事を言い出し



俺は舞からキスをされる。











「っ…?!」




舞は俺の耳にキスをして…











「大好き、っ…」



甘い甘い声で呟いた。









俺は顔を熱くさせて顔を手で覆う。










「そんな、可愛い事すんなよっ…」






舞は俺の耳から離れると






「ふふっ」

と、淡く微笑む。