「冬真…?ギューってやりすぎだよ?」
そう言って、舞は顔を出す。
「…なぁ…、」
「いつになったら、俺のものになってくれる?」
「え?!」
舞の顔は見えないが
舞の心臓がさっきより早くなる。
「これでも我慢してるし…」
俺もそろそろ辛い…。
「…ぅ~ん……」
舞は何を悩んでるんだ…?
「…冬真くんち…」
「ぇ…」
俺は驚きすぎて舞の肩を掴み
バッと離れる。
「本当にいいのか?!」
自分も何言ってるかわからなくなる。
舞は赤面で頷く。
ヤバイ…
ドキドキがおさまらない…。
俺は再び、舞を抱きしめる。
お互い顔を真っ赤にしながら
心臓を早く鳴らせる。
舞…。
今日こそ、俺のものに……
いや…俺"だけ"のものになるんだなーー…


