極上-甘すぎ彼 Ⅱ





「しょうがねぇじゃん…いきなりだったし…照れるっつの…。」





舞は抱きしめ返してくれた。









「ゴメンね…」




それから俺たちは黙ってそのままの体制でいた。














「冬真……」



そう呼ばれる。







いつもの事なのに…



いきなり呼び捨てで呼ばれたら照れてしょうがない。


前は強制だったも…






不意打ちはずるい…。





「ん。」



「私さ…なんで、…キスされたのかな?」






「…!」



俺にも……よくわからない…。


でも一つだけ分かった。






きっと、舞にどんだけ俺が惚れてるか。って事だ。


それで試されたんだ…

ただ試されて……。




多分、俺のせいで…っ








「俺のせい…かな…」




「え…ち、ちがうよ?冬真のせいじゃ…」




「違わない…俺のせい…」



舞…ごめん…ごめんな…。






俺は強く強く、舞を抱きしめる。