極上-甘すぎ彼 Ⅱ







ーーーーーーー…




ーーー…



それから俺たちは今、ここにいる…。



てか俺、今思えば…


俺、よく我慢してるよなぁー…






この一年、舞と何にもなかった。



舞の誕生日はクリスマスで…。








だけど舞はイヴとクリスマス二日間、家族旅行でいなかったから

何にもできなかったし…





俺の誕生日は正月だし

お正月は俺の家族と舞の家族が集まるも

別に何にもなく…。




舞、いつも無防備だけど…


襲わない俺って…。







結構落ち込む。

今もすごく無防備でピクリとも動かない。







でも今は手を出せない。






舞の横顔は切なく…苦しさが伝わってくる…。






まだ気にしてるよな…そりゃ……。






俺も俺で、かける言葉がなく

俺は舞の手を強く握った。








「冬真……。」

「…。」

あへ…?
今……






「冬真くんっ…!!」


「おわっっ!…な、なんだ?」



さっきの冬真って呼んだの舞だったのか…?





「せっかく…呼んであげたのにぃ…」



ぷくーー…と膨れる。





あはは…可愛すぎるだろ











俺は舞の手を離し



舞に抱きつく。