「ぇ…っ!…」
もう舞の返事なんて待たなく強引に舞の唇を奪う。
「…んっ……」
触れるだけのはずが…。
俺は逆に止まらなくなってしまった。
舞の時々、漏れる甘い声が
静かな保健室に響く。
「と、う… まっくん…」
俺の名前を呼ぶ。
そんな声で…俺…
呼ばれたら…
ヤバイかもっ……。
「そんな声…久しぶりに聞いた…」
口を離しながら言った。
だが、抑える。
よく抑えたものだ…
「…。」
舞は恥ずかしいのか俯いてしまった。
「…次の授業もサボるか。」
俺はニカッと笑う。
舞は俺を見て優しく淡い笑みで微笑んだ。


