極上-甘すぎ彼 Ⅱ



冬真 side


俺たちは屋上に行く。




そこまでの道のりが長く感じたのはなぜだろう?











やっとの事、屋上につく。




俺たちの手は強く固く結ばれていた。









2人でフェンスに腰掛ける。









舞はまるで人形のように
ストン…。と座った。










俺はずっと考えを巡らせていた。










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舞が走り去った後…









俺はまだ風の胸ぐらを掴んだままだった。





「本当に本気なんだな。追いかけないのかよ…。」



なんで、そんな顔するんだ…。








「昔から憧れてたり…はは…。てかさ、本気ならさ追いかけに行けよ。


悪かった…。」








「何がだよ…。お前のせいで…舞は傷ついたんだぞっ…。」






俺は胸ぐらをバッとおし

教室を後にした。















それから何分か経ったーーー…。









どこを探しても舞はいない。









くそっ…



俺は誰もいない廊下で

壁を拳で、ドンと叩いた。








舞…どこにいるんだよ…っ