極上-甘すぎ彼 Ⅱ



私の手をとめる。









「はな、し…もう、私とキス、し、 ない…で、、よ っ…」








もう誰ともキスなんてしたくないっ…











「…舞!俺の目をみろ…」






そう言われるが…









見るのが恐くて


私は目をギュッと瞑り、手で目を隠す。











「俺を…信じられないのか…?」



"信じられないのか?"




"信じていいの?"

信じて……











私は手を目から離し、目を開ける。













冬真くんは…





私の唇に触れる。










そんな私は冬真くんの目を見つめる。











「唇…」





私の心臓はドクッ…となる。











「汚れ…ちゃった…」



この言葉は音無くんにキスされたからじゃない…。


自分でゴシゴシをいっぱいやったから…






赤くなってしまった。
















冬真くんの反応を見る…。







冬真くんは首を横に振って…












「うぅん。綺麗だよ…」





私はまた目から涙をだす。











綺麗じゃない…










綺麗じゃないのに……














でも私は冬真くんの言葉を信じてしまう…


だって…目が真剣なんだもん…












もう…私、バカみたいだよ…









「じゃ、あのキスは…ノーカウントにしよっか…。」










冬真くんが言う。